失恋の傷をより大きくしてしまう行動

shutterstock_73311103

一般的に、失恋という経験は人生を豊かにすると言われています。
これは辛い失恋という体験を乗り越え、酸いも甘いも糧にした人が言えることですが、残念ながら全ての女性がこうなれる訳ではないようです。
 
失恋のキズを癒すためにとっていた行動が、明暗を分かつようです。
それでは、失恋時にとってはいけない行動とはいったい何なのでしょうか?

 問題を先送りにする

「どれだけ酷い失恋でも時間が解決してくれる」と言われていますが、これは過ぎていく時間をただ過していくのではなく、失恋という事実を受け止められて初めて解決できるのです。
 
失恋直後というのは、大切なモノが大切だったモノへと変わっていく喪失感や、自分を拒絶されたという絶望に蝕まれ、一人ではいても寂しくなるだけで誰かに頼ってしまいがちです。
 
しかしこんな状況で、まともな思考が出来るのでしょうか?
 
好き合っていた、愛し合っていた二人が別れるのですから、どちらか一方ではないにせよ決定的な原因があったはずです。
 
それが改善可能なのか、どうすればよかったのか、それは次があった時に回避できるのかをしっかりと考え、心に刻むことが先なはずです。
 
そうしなければ、別の男性と付き合っても、結局は「前の彼氏の方が優しかった」と、元カレを基準とした価値観が出来てしまいます。
 
自分の頭で考え、自分の中で答えを出し、自分の足で立ち上がった時に、新しい出会いがあります。
どんなに辛くても、安直な方法に逃げず、しっかりと考えましょう。
 
たまにはそんな時間も必要ですよ。

付き合っていた思い出を美化する

失恋をするという事は、カレとの新しい思い出を作ることが出来なくなるという事です。
 
ついつい、寂しくなった時に付き合っていた頃のことを思い出しては涙を流してしまうこともあるでしょう。
 
これを繰り返していくうちに、「彼との思い出はどれも素敵な事ばかりだった」と色が付いてしまいます。
 
こうなってしまうパターンとしては、別れ話の際の「お互いの為にならない」「嫌いになったわけではない」というセリフです。
 
言われていなくても、どこかで美化してしまい「嫌われたのではない」と自分に言い聞かせてしまうのです。
 
これを言う方も、思う方も、理由は簡単。
現実を受け入れたくないからです。
 
「彼と付き合った時は楽しかった」と思うのは、家庭を持ち子供が手を離れて、昔話を思い出すようになってからです。
 
思い出にするには時間も必要ですが、それよりも経験が必要です。
 
あの時こうすればよかったと思うのは反省で、あの時こうしていればよかったというのは後悔。
 
失恋を乗り越えたのならば、「そんなこともあった」と言えるようになるハズです。